物流ウィークリーヘッドライン
3PL事業者のNTTロジスコは、NTTグループのSaaS基盤を活用したSaaS型物流情報システムを開発した。まずはウェブ型物流管理システムなどを揃え、物流業務のトータル受託を狙うほか、単体販売も行う。アプリケーションの多様化も視野に入れ、今後、モバイルへの接続も検討している。
今回発表したのは3つのシステムで、「3PL事業で培ったノウハウをSaaS型に組み込み、汎用性を持たせるとともに効率化させた」と、速水澄男システム部長は説明する。
1つは、薬事法上の規制に対応した医療・化粧機器業界向け物流情報システム「Lomio(ロミオ)」。同業界は「ロット・シリアル管理や有効期限管理・トレーサビリティ管理を厳しく要求される」が、これらの管理を含む必要な機能を標準装備し、ウェブ受発注にも対応する。
2つ目の「ウェブLMS」は、倉庫システムと連動したウェブ型物流管理システムで、実在庫と論理在庫情報をベースに、リアルタイムの在庫管理や受発注管理を行う。これまでカスタマイズで提供していたシステムを、新たにSaaS型として開発した。ほかに、検査・RMA物流(ネットワーク機器などの輸入代行など)と24時間緊急配送を支える物流管理システム「NOVUS」も発表。
同部長によると、NTTグループは昨夏、ICT(情報通信技術)事業をスタートし、SaaSを活用したサービスの提供を開始。SaaS型のメリットについて、「システム導入が迅速で低コストで済む上、発展性がある」と説明。パッケージ型は「機能が豊富な分、オーバースペックになりがち」なのに対し、SaaS型は「基本機能に必要なものを付け足していく」ため、サービスだけを利用したいというニーズに応えられるという。「基幹系システムとも連携可能で、倉庫内での管理に絞られていたものが、SCMを実現できる」。
また、同グループが提供する「高品質で安全なSaaS基盤」を利用し、パートナー企業が提供するアプリケーションとも連携できる。「利用可能なアプリケーションが広がるメリットは大きい」。今後、「携帯電話やハンディターミナルといったモバイルソリューションとの連携も検討」している。
◎関連リンク→ 株式会社NTTロジスコ
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