鈴木邦成の「物流の視点」

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ロジスティクスの新潮流

2017年7月 6日

3PLという語が業界に定着してから、すでに15年ほどの歳月が経ちました。


当初は、「そんなことが可能なのか」ともいわれた3PLですが、近年はすっかり業界に定着したともいえましょう。


しかしながら、ここにきてその流れの中で2つの大きな分岐が出始めています。


1つはコントラクトロジスティクスと呼ばれる「3PLの深堀型」のビジネスモデルです。


すなわちコントラクトロジスティクスとは「3PLの中でも特定の荷主と物流業者間で契約して行われる深化された物流・ロジスティクスサービス」を指します。


また、3PL企業の中には自社以外の3PL企業を統括し、束ねてビジネスモデルを構築し始めている企業が出てきました。かつての4PLを時代の特性を踏まえてアレンジしているともいえましょう。


LLP(リードロジスティクスプロバイダー)といわれるロジスティクスシステムの企画立案・計画策定なども含めてのトータルサービスを行っていく流れが大きくなり始めているのです。


現状の3PLのビジネスモデルを完成型と見なし、それに安住するならば、加速する時代の流れの中の巨大な波になすすべもなく飲み込まれていく恐れもあるわけです。

 

筆者紹介

鈴木 邦成

鈴木 邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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