鈴木邦成の「物流の視点」

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拙著『物流現場改善』の概要

2017年3月10日

拙著『お金をかけずにすぐできる物流現場改善』の概要を同書の「はじめに」をもとにご紹介します。


物流が企業経営の生命線となりつつあります。最先端の物流システムを導入し、高度なレベルで物流改革を進めることで、コスト削減や効率化の実現を進める企業が多くなってきました。


しかしその一方で「物流の重要性はわかるが、なるべくおカネをかけずに物流の現場改善を行いたい」という声も小さくありません。大がかりなマテハン(物流関連)機器を導入したり、情報システムの刷新を図ったりするのではなく、まずは現場で創意工夫を凝らして物流改善を行いたいというわけです。


たとえば、物流センターのレイアウトを変えたり、梱包を簡素にしたりすることで物流コストも物流効率も大きく変わってくるのです。
 そこで本書ではそうした「コストをかけずにすぐできる物流現場改善」のニーズに対応すべく、おカネを使わずに頭を使って解決する現場改善の集めてみました。


『お金をかけずにすぐできる物流現場改善』(鈴木邦成著、日刊工業新聞社)の構成は次のようになっています。


第1章「物流アイデア改善の進め方」ではお金をかけずに工夫を凝らすことで物流現場の効率化、改善を進める考え方について、その大枠を説明します。


第2章「動線が変われば作業効率も変わる」では物流現場のレイアウトを工夫することにより物流現場の作業効率を改善した事例を紹介します。


第3章「整理整頓・見える化の徹底で改善!」では作業者が「立ち止まらない」、保管・在庫品を「探さない」工夫を施し、現場の見える化を進めることで物流現場の改善を図るノウハウを事例のかたちで紹介しています。


第4章「3定で物流現場を改善!」では3定(定位・定品・定量)などを活用しての現場改善事例を紹介します。


第5章「アイデア改善で作業効率を向上!」では物流現場でお金をかけず、工夫を凝らことでコスト削減、作業効率向上などを図るアイデア改善の事例を紹介します。


第6章「物流現場のしくみを改善!」では、現場のしくみを変えることで改善効果が得られる事例を紹介します。


第7章「現場力アップで物流現場を改善」では物流の現場で作業者が自発的な問題解決能力を高めることで改善を進めていきます。たとえば、現場担当者が保管棚の間口を自らの経験をもとに使いやすく微調整していくことで大きな相乗効果が得られるといった事例を紹介します。


また、巻末には物流改善に役立つ「改善メモ」を付けてあります。


なお、通勤・通学、現場でのちょっとした空き時間などの際にも手軽に内容が理解できるようにハンディタイプで、各章のそれぞれの項目が見開きで完結するように構成しました。左ページに「改善前」、右ページに「改善後」がそれぞれイラスト、図表が解説文とともに紹介されています。また改善の導入にあたっての難易度についても3段階の☆印で示してあります。まずは☆印の少ない、手軽にできるちょっとした改善から手をつけていかれるとよいと思います。


拙著『お金をかけずにすぐできる物流現場改善』を手にすることで、物流のちょっとした現場改善の窓が読者の目に大きく見開かれることを祈ってやみません。

 

筆者紹介

鈴木 邦成

鈴木 邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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