鈴木邦成の「物流の視点」

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保管コストと在庫キャッシュフロー

2017年2月 5日

保管コストは自家保管費と支払保管費に大きく分けられます。


自家保管費はさらに変動人件費、変動荷役費、固定保管費に分けられます。


変動人件費とは倉庫・物流センターの従業員、アルバイト・パートの賞与・残業代などを指します。


変動荷役費はフォークリフトの燃料代、タイヤ・部品費、消耗品費などを指します。
固定保管費は固定給、福利厚生費、倉庫などの賃料などを指します。


在庫に関しては、在庫キャッシュフローという考え方が重視されます。
在庫キャッシュフローとは「在庫収支におけるキャッシュフローの改善を行うこと」です。
キャッシュフローは在庫と密接な関係にあります。キャッシュフローに注目していれば在庫がどのような状態になっているかが理解できるのです。


キャッシュフローとモノの流れは正反対になります。品物の流れが滞ることなく流れて在庫が減れば、キャッシュは増えます。反対に在庫が増加すれば、キャッシュは減少することになります。


つまり在庫に注目していれば、キャッシュフローがどのような状態になっているかが簡単にわかるのです。


もちろん、キャッシュフローが健全ならば余裕のある資金繰りも可能となります。在庫が削減されれば、キャッシュフローは大きくなる。効率よくキャッシュが生み出されるわけです。

 

筆者紹介

鈴木 邦成

鈴木 邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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