鈴木邦成の「物流の視点」

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返品管理の基本

2016年5月 8日

「返品にいかに対応するか」は商品管理の重要なポイントです。


返品を受ける側の立場から考えると、商品が返品されることで、本来ならば必要ないコストが発生するなど、かなりの負担が物流システム全体にかかります。返品により保管スペースが圧迫され、過剰在庫の増大にもつながります。


また、返品された商品には名義を変更したり、包装を一新したりして転売されるものも多くあります。さらにいえば荷役業務にも在庫管理にも多大の手間がかかります。


返品対応としてもっとも重要なことは「返品状況の可視化の徹底」です。当たり前のことですが返品の荷受け、検品、在庫システムへの登録、格納、保管をしっかりと行わなければなりません。


「返品処理はまとめてあとで行えばいい」、「返品在庫は物流センターの隅のほうに積んでおく」といったことは避けなければなりません。たちまちにして返品の山に囲まれることになるでしょう。

 

筆者紹介

鈴木 邦成

鈴木 邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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