鈴木邦成の「物流の視点」

ブログトップへ

『すぐわかる物流不動産』とドラッカーの予言した時代

2016年4月12日
前回ブログでご紹介した拙著『すぐわかる物流不動産』(鈴木邦成+大谷巌一・イーソーコグループ会長 共著、白桃書房刊、2300円+税)ですが、アマゾンなどで先行予約が行われています。


書店に並ぶのは4月20日前後となる見込みです。


物流不動産ビジネス市場の構築が進み始めてからの日がまだ浅いこともあり、物流不動産の入門書あるいはそのビジネスモデルが体系的に紹介された専門書はこれまで存在しませんでした。


しかし、本書は物流不動産の入門者のみならず、すでに実務を行っている専門家にとっても道案内となる必携・必須の書といえましょう。


かつて米国の著名な経営評論家、ピーター・ドラッカーは「物流とは企業コスト削減の最後の辺境だ」と述べました。


20世紀においては企業にとっての物流はブラックボックスでした。


けれどもドラッカーは21世紀には物流が大きな脚光を浴びると予測してこの世を後にしました。


ただしそのドラッカーの言葉通り、実際、20世紀の企業戦略における物流の位置付けはこの言葉に象徴されるように決して高いものではありませんでした。


ところがいまや物流を軽視していてはビジネスができない時代が到来しています。


実際、倉庫・物流センターという概念は近年、大きく様変わりしました。


戦略性や計画性が大幅に補強され、高度な戦略性を持つサプライチェーン戦略の中枢へと進化してきたのです。


モノの流れ、すなわち物流を戦略的にマネジメントするためには、いまや物流不動産に関する知識と実務の修得が広く専門家、実務家に求められる時代になったわけです。




 

筆者紹介

鈴木 邦成

鈴木 邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

最近のブログ記事
月別アーカイブ
カテゴリー別一覧