「需要動向見極め生産強化」日産化学工業
【シリーズ:アドブルー】

 日産化学工業は今後3年以内に、新たに北海道・近畿・西日本など全国5か所でアドブルー工場の設置を計画している。

 「需要の動向を見ながら、生産体制を強化させる」(化学品事業本部の本山博之基礎化学品部長、写真中)という方針。現在、稼働中の2工場と合わせて、市場拡大に備える。

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 中部(愛知県名古屋市)と関東(群馬県藤岡市)で稼働中の工場は、アドブルー製造の専用施設で、年間生産能力は各2万キロリットル。新工場は1拠点あたり5000ー1万キロリットルと、既存工場より小規模なものを想定しているという。「1か所の生産能力を大きくするより、拠点数を増やして、物流コストの合理化を図る」(梁川真吾課長代理、同左)のが狙いだ。


 同社は原料の尿素からアドブルーまで自社製造しており、販売は日星産業、物流は日産物流が担い、グループ会社で一元管理している。同グループでは「2県に1か所以上のSPを配備」し、納入までのリードタイムの短縮化に取り組んでいる。


 総販売元である日星産業・アドブルー営業部の渋沢謙三部長(同右)は、「トラックメーカーの工場充填用として、日産化学製の採用実績は豊富で、品質の良さとリードタイムの短さが評価された結果」と胸を張る。

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 供給方法は、エンドユーザーを直接訪問し、IBCコンテナに充填するというもので、この形態での納入が全供給量の約8割を占めるという。渋沢部長は、「アドブルーを取り扱う上での注意事項の説明や保存状態をチェックできるのが強み」と話す。保存容器も、品質維持と取り扱い易さを考慮して設計しているという。


 なお、同グループでは、新たに専用ローリー車を使った供給にも注力しており、既に川崎と名古屋に配備し、今後はさらに増車させていく予定。「アドブルー供給のトップシェアをめざす」としている。

◎関連リンク→ 日産化学工業株式会社

◎関連リンク→ 日星産業株式会社 Adblue(アドブルー)

2010年5月19日

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