【コラム:PAL1】災害における物流

皆様はじめまして!
株式会社PALの代表をしております辻有吾と申します。

弊社はノンアセットに特化した3PL会社です。物流作業を軸に事業展開をしており、「手」、「IT」、「ノンアセット」を融合したロジスティクスサービスを展開しております。

弊社のKeywordは「動かさない物流」。こちらの詳細については追々こちらでお話しさせて頂きますね。

経営者/事業家として、またロジスティクスの専門家として、双方の視点から様々なお話しをさせて頂きたいと考えています。

 さて、第1回目は「災害における物流」に関してお話しさせて頂きます。

3月11日、日本史上最大にして最悪の災害が発生しました。発生から5日後、私は現地に飛びました。救援物資を届ける為の物流網を構築するためです。

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 既に多くの有志の方が動いており、超党派で協力し、効率のいい物資供給を目指すため現地に飛んだのです。その結果、宇都宮にデポ機能を担って頂ける企業様ができました。その後は、輸送頂ける有志の方と一緒に、全国からデポに集まる物資を被災地まで届け、民間として救援活動に参加しました。最短の時間、最小のガソリンを使って届ける事を目的としました。

このような混乱の最中、宇都宮までの物資輸送にご協力頂いた宅配S社様には、心から感謝しています。また、地震発生から日が経過した今日もなお、有志の方が物資を配送くださっているという。言葉にならないほどの感謝です。

 私は沢山の方と現地で話し、状況を肌で感じました。
皆さんがこれから立ち向かうであろう、精神的なストレスや人生選択など多くの悲しみと戦いながら復興に向かうのであろう事は容易に想像できる事ですが、現在の「無」の心境は想像を超えた悲しみの果てに訪れる空気感なのかもしれないと心に刻み帰ってきました。

 物流センターも廃墟と化し、営業ができる状況ではない大手物流会社を見かける事が多かったです。今後の復興の中、物流事業会社の活躍は必要不可欠であるし、実際、今回でもロジスティクスの観点において反省点がかなりある事も事実です。

 その反省点は、情報の集約ができない為に的確に物資が行き届かず、多くの二次被災者を出していることです。毛細血管のように広がっている避難者の情報集約がいかにも原始的である為、現場任せの支援になってしまい、倉庫化した避難所までしか救いの手は届いていないことが多いようでした。

【物流は人なり】です。

物が届けば仕分けが発生し、出荷目的地の情報は前提となるにも関わらず、どの物をどのタイミングでどこに持って行くかの本来あるべき前提情報が整理されていない気がしたのは私だけでしょうか。

やはり、【ラスト・ワンマイル】、最後の詰めが如何に重要か。日頃の物流各社には頭が下がる思いでした。


株式会社PAL
http://www.pal-style.co.jp/
代表取締役 辻 有吾

1974年、大阪府生まれ。
夜間大学に通いながら様々な職種を経験し、卒業後は大手通信機器関連会社に入社。若くして部長に昇進するも、社長になる目標に向け3年で退社。2000年、物流業界に特化した人材派遣会社・PALを設立。ロジスティクスを更に深彫りして行く為に、翌年には事業の軸を物流アウトソーシングに切り替え、現在は3PL/4PL事業にまで拡大。PALグループとしてIT、農業、店舗運営のグループ会社3社を持つ。

◎辻有吾「匠」Blog http://ameblo.jp/pal-takumi/
YouTube物流チャンネル「物流FAQ」http://www.youtube.com/user/PALPRESS8998

2011年4月 4日

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