第11回:アクティビティの設定モデル

連載トップへ

第11回:アクティビティの設定モデル

2007年3月22日

◆ アクティビティ設定のモデル
アクティビティ設定に話を戻すことにしよう。適切なアクティビティ設定のレベルはABCの算定目的に応じて異なると説明したが、実務的にいえば、算定結果は複数の目的に使えるほうがよい。このために有効な指針は、アクティビティは目的のある活動の最小単位で設定する、ということである。

「最小単位」というと大変細かいものを想起される読者がいるかもしれないが、例えば「歩く」「つかむ」「探す」といったレベルは細かすぎる。これらはただの動作であり、「目的のある活動」とはいえない。

アクティビティ設定は粗すぎると必要なコスト格差が出なくなり、細かすぎと算定の手間を増し、管理にも使いにくいものになってしまう。適切なレベルの目安として、中小企業庁ソフトの中では、一般的な物流施設で行われていると想定されるアクティビティの例を「アクティビティ選択肢」として提示している。その数は38である。管理に使うという点から経験的にいうと、アクティビティの数は全体で30─40程度にするのが適切である。


 

筆者紹介

株式会社湯浅コンサルティング 代表取締役
湯浅 和夫氏

湯浅和夫 1946年  埼玉県生まれ
1969年  早稲田大学第一商学部卒業
1971年  同大学大学院商学研究科修士課程修了
1971年  日通総合研究所入社
1996年  同社経営コンサルティング部長
1999年  同社取締役
2001年  同社常務取締役
2004年  3月、同社を退職
2004年  4月、株式会社湯浅コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。現在に至る。

関連書籍のご案内

専門コンテンツ最新記事

デジタコ・ドラレコ・運行管理.com
iso39001運輸安全マネジメント
エコ倉庫.com

GoogleAD