第9回:アクティビティの設定

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第9回:アクティビティの設定

2007年3月22日

◆ 作業効率改善のためのアクティビティ設定のポイント
これに対して、アクティビティごとに効率化を徹底して行いたいという場合には、「ラックからのケースピッキング」「直置きパレットからのケースピッキング」は別アクティビティとして設定すべきである。ラックからとる作業と、直置きで積み重ねられたパレットからとる作業とでは、目指すべき作業効率が違うからである。ただ、ここでちょっと言い添えておくと、「作業のやり方によって作業効率がかわってくる」というところに目を奪われすぎると、管理不能の世界に陥ってしまう恐れがあるので注意が必要である。例えば、同じラックからピッキングする場合でも手前の下段からとるのと奥の上段からとるのとでは、目指すべき作業効率は異なる。さらに、同じ7ケースのピッキングでも「1ケースずつ7ケースとる」「10ケース載ったパレットから3ケース取り除いて残りをパレットごととる」「5ケース取ってから新しいパレットを手前に引き出してそこから2ケースとる」といった作業のやり方があって、それぞれ作業効率は違う。これをすべて別のアクティビティにするのだろうか。このように考えていくと、まず間違いなく、あなたは管理不能の迷路にはまってしまうことになる。


※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

株式会社湯浅コンサルティング 代表取締役
湯浅 和夫氏

湯浅和夫 1946年  埼玉県生まれ
1969年  早稲田大学第一商学部卒業
1971年  同大学大学院商学研究科修士課程修了
1971年  日通総合研究所入社
1996年  同社経営コンサルティング部長
1999年  同社取締役
2001年  同社常務取締役
2004年  3月、同社を退職
2004年  4月、株式会社湯浅コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。現在に至る。

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