第12回:投入要素

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第12回:投入要素

2007年3月22日

◆ 投入要素別にコストを把握する
今回の話は、物流ABCの6つの算定手順(1:アクティビティの設定→2:投入要素別原価の把握→3:配賦基準の把握→4:アクティビティ原価の算定→5:処理量の把握→6:アクティビティ単価の算定)の中で2番目の、投入要素別原価の把握についてでてある。

投入要素別原価は、ABC(活動基準原価計算)に対して「伝統的原価計算」と位置づけられ、つまり、どこの物流センターでも、いま行っている会計処理の範囲内で把握できるコスト数字である。


◆ 投入要素とは何か
投入要素とは、物流センターにおいて物流活動のために投入しているすべての要素を指す。具体的には、社員やパートタイマー、土地や建物、フォークリフトや仕分け機、情報機器などの機械設備、段ボールや梱包材などがこれにあたる。

投入要素別コストを把握するという作業は、物流センターでかかっているコストを、投入要素別に集計していく作業ということになる。ここでは、物流ABC固有の計算技術が求められるわけではなく、既存の経理資料の費目について、投入要素別に仕分けをしていくだけのことである。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

株式会社湯浅コンサルティング 代表取締役
湯浅 和夫氏

湯浅和夫 1946年  埼玉県生まれ
1969年  早稲田大学第一商学部卒業
1971年  同大学大学院商学研究科修士課程修了
1971年  日通総合研究所入社
1996年  同社経営コンサルティング部長
1999年  同社取締役
2001年  同社常務取締役
2004年  3月、同社を退職
2004年  4月、株式会社湯浅コンサルティングを設立し、代表取締役に就任。現在に至る。

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