第9回:中国の日本料理店

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第9回:中国の日本料理店

2006年4月23日

回と次回は少し趣向を変えて、現地での生活についてお伝えします。日本人なら誰しも、週に1度くらいは油っこい中華料理ではなく、醤油や鰹ダシの香りがする日本食が食べたくなるはずです。特に年配の駐在員の方々は、そんな言葉を口にしながら日本食の店へ頻繁に通っています。


  「夕食は特に」という方も多く、なかには毎日のように日本料理店で食事している人もいます。「仕事終わりには、日本食をつまみながら一杯」なんて言葉を聞くと、日本人として確かに納得してしまいます。そういった方々を対象にした日本食店が深センには数多くあり、しかもどこも人で溢れかえっており、活気に満ちています。

当然ながら、客層は圧倒的に日本人が多く、香港人やその他の外国人が続きます。ごく稀に現地の中国人を見かけますが、必ずと言っていいほど水商売系の若い女性と年輩の男性が一緒です。もちろん日本人客が若い中国人女性と食事をしているケースもよく見かけます。店内でかかっているBGMは、もちろん日本語の曲です。味だけでなく、曲にも飢えている現地の日本人にとっては非常に居心地の良い場所であり、また店側も明らかに「日本」に飢えている日本人を狙っていることがわかります。

 日本食店は大きく2つに分けることができます。1つは日本人シェフの店(JC)、もう1つは中国人シェフの店(CC)です。この2つの大きな違いは、「味」と「徹底したサービス」です。しかし、CCでもオーナーが日本人の場合は、中国人シェフといえども味もサービスもあなどれません。店によってはJCと同等、またはそれ以上だったりすることも珍しくありません。こういったCCの日本人オーナーは、中国で会社や工場などを経営しており、「自社の近くに日本食店を作ったらどうだろう」というようなシンプルな発想で店をオープンしたケースが多いそうです。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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