第7回:外資企業の参入

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第7回:外資企業の参入

2006年4月16日

 中国ではこれまで、外資投資に対しては、かなりの制限がありました。しかし、WTO加盟後、規制緩和の方向に向かって進んでいます。それは物流業界であっても例外ではありません。段階的にしろ、外資企業の参入が徐々に始まってきています。


 03年1月に施行された「外商投資国際貨物運輸代理企業管理弁法」では、外国企業の出資比率について、最大75%まで認められるまでになりました。段階的な緩和を進めていますが、いまだ独資での物流企業設立は、外国企業には開放されていません。しかし、今年12月までには、外資比率100%の子会社設立も認められる流れになっています。 

 他の業種・業界でも同じですが、中国の外資企業への規制緩和の流れを踏まえて、早めに中国進出や会社設立を行い、先に準備しておくという傾向があります。 

 実際に規制緩和が行われた後では「遅い」というのが、多くの企業の考えるところです。このため、外資規制に関する法律に関しては、常にアンテナを張っている方が中国ビジネスに関しては有利と言えます。

 「他社の状況を横目で見ながら」では遅いのです。中国はまだまだたくさんのビジネスチャンスが、眠っていることは言うまでもありません。リスクがあることも事実ですが、それは日本でのビジネスであっても同じことです。「先に動いたものが有利」というのは、中国では日本以上に言えることかもしれません。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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