第65回:ベトナムの税関事情

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第65回:ベトナムの税関事情

2009年6月11日

 後半の2回はベトナム物流に関してです。

 ベトナムでは財務省の傘下に税関総局(ハノイ・ザーラム)があり、全国の税関の指揮監督を行っています。税関は全国に33か所あり(ハノイ税関・ハイフォン税関など)、傘下の税関支局の指揮管理を行います。税関支局の下部組織の税関出張所もありますが、権限は制限されます。

 税関の処分・決定への不服申し立ては、まず税関支局へ文書で申し立て、支局からの回答に納得が出来ない場合、上部組織の税関・税関総局の順に文書で申し立てます。回答は文書となり、不明瞭な内容も少なくありません。

 通関の観点から在ベトナム企業を大きく分類すると、「EPE/輸出加工企業」と「それ以外の一般企業」に分けられます。EPEは固定資産(設備・機械)、消耗品、原材料・部品など全てにおいて、輸入関税、消費税が免税となります(一部課税)。

 一方、一般企業の場合は輸入関税・消費税は課税が原則ですが、事前手続きを取った場合、外国投資企業が輸入する固定資産の輸入関税は免税、VATは一部課税となります。支店・駐在員事務所は原則、輸入者にはなれませんが、一部輸入できる品目もあります。


 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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