第54回:広東省での穀物不足

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第54回:広東省での穀物不足

2009年1月 2日

 広東省では二月の春節以降、メニューが改定されている、または金額の部分だけ修正されているという店舗が増えています。

 広東省統計局の報告によると、広東省では穀物の流通量が不足、昨年の穀物生産量は1284.84万㌧と昨年に比べて3.4%微増しているものの、品不足状態を解決できるほどではないとのこと。そのため、湖南、広西、江西など近隣の省から調達している状態です。
 


 製造業が飛躍的に発展している広東省では、省外から工場やサービス業などに出稼ぎに来ている人が多く、省内の農業生産量が追いつかないのが現状です。報道によると、広東省は中国でもっとも穀物が不足している省だそうです。

 また、調理に欠かせない食用油も値上がりしています。スーパーなどで販売されている食用油の価格は3月上旬から4ー10%上昇し、今後もその傾向は続きそうです。

 ただ、実際の市民の声はというと、支出を減らす工夫は凝らしているようですが、食費に関しては、「栄養は大事なものであり、食費の節約はあまり考えていない」といった声も聞こえています。

 物価は上昇しつつも、広州の金銭的な豊かさがうかがえます。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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