第32回:不安ふくらむ食品類

連載トップへ

第32回:不安ふくらむ食品類

2008年2月29日

 先日、パナマ、ドミニカ共和国で中国産の練り歯磨き粉から有毒物質であるジエチレングリコールが検出されたことを受け、米食品医薬品局(FDA)は「中国製と表示された歯磨き粉を使用しないように」との呼びかけを始めました。

 現在のところ、中国製歯磨き粉による健康被害の報告はないそうですが、それ以外にも中国製原料を使った風邪薬、ペットフード原料、家畜用飼料などに有毒な成分が含まれる事件が続いており、中国製品に対して不安を抱く声は世界的に大きくなっています。

 こちらでも食の安全に関する報道はされており、中国側の関係部局が一部の情報公開を行いながら厳しく監視する体制が取られています。
 


 記憶にあるなかでも、安全性が指摘された食品は食用油、お茶、しょうゆ、もち米、ソーセージ、肉類、鶏卵、魚介類、トマト、イチゴ、ブドウ、と枚挙に暇がありません。 このような「食に対する不安」を受け、日系企業の中には品質が高く、安全な日本食材の中国輸出を意識する会社も増えています。

 ただし、物流環境も店舗内での温度管理も日本とは大きく異なるため、安定した販売活動までにはかなりの労力が必要となります。

 また、当然ながら輸出する食品についての安全性についても十分な対応をしていなければ、昨年の冷凍サンマや化粧品などと同様に、日本から輸出されたものも禁輸措置の対象となる可能性もあります。

 当社では、中国での販売に必要となる各種ラインセンスに関する情報提供を行っております。中国市場での販売にご興味ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

関連書籍のご案内

GoogleAD