第24回:法律を理解する重要性

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第24回:法律を理解する重要性

2007年7月 5日

 中国でのビジネスを考えた場合、法律を理解しておくことは重要です。中国の法律は、いまだにグレーゾーンが多く、その細則が次々と改正されているような状態ですが、中国はあくまで「法治国家」です。

 昔のように「何でもあり」ではありません。国家政策によって、いろいろな面でビジネスも左右されます。法律に対してアンテナを張っておかなければなりません。

 新たな法律に関しては、Webサイトなどでも紹介されているので、調べて知識をつけることは可能ですが、万事に対し詳細まできっちり決まっていることは稀なので、ケースによって確認していくことが重要です。


 特に、「これからのビジネス」が多い中国で新たな市場を開拓することは、その分野での法的な整備も不完全なことが多いために、事前に調査や専門家のアドバイスが必須になってきます。これは何のビジネスを行うにしても同じことです。

 最近では、法律面での監視もしっかりしてきているようです。ルールに則ってビジネスモデルを構築するのは当然ですが、中国では人治国家のイメージが強く、法的な部分を疎かに考えている外資系企業が、いまだに少なくありません。

  「今まで大丈夫だったから」というのが、中国の場合は非常に怖く、新しい規制が突如生まれたり、国策が発表されたりしてビジネストレンドが変わるケースもあります。

 WTO加盟後は、ビジネスの法的な整備が進んでいます。もちろん、外資系企業にとって喜ばしい法律ばかりではありません。市場開放に進む半面、管理規制の強化や内需を確保するような法律も多く、また今後どのように変化を遂げるかは見えていない部分もあります。そういう意味では「チャイナリスク」と呼ばれる部分はあります。

 とにかく、法律へのアンテナは高いに越したことはなく、常に情報収集する姿勢は中国でビジネスを行うには不可欠です。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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