第20回:『物流企業に求められるもの』

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第20回:『物流企業に求められるもの』

2007年4月 1日


 中国ビジネスを行っていて、物流企業に最も求められているものは何でしょうか。弊社も調達のお手伝いをしているため、「中国での生産─日本への配送」などを日々行っていす。

 その際、物流企業にお世話になるわけですが、その時に我々が気になることは「知っているか否か」です。これは企業によって本当に差があります。私どもの方が良く知っているケースもあれば、逆に感心させられることもあります。


 日系企業の多くは、中国の物流に不安を持っています。日本のように物が届くわけではないからです。良くわからないことが多いため、事前にいろいろと把握しておきたいし、それが安心にもつながるのです。

 何が一番良いのかがわからないので、物流にかかわることを相談したいわけです。ほかの日系企業の動向やトレンドをよく把握している企業も感心します。よく中国を知っている物流企業は我々もお付き合いしていて安心です。

 中国物流に関して多くの企業が抱いている不安を取り除ける企業が、選ばれる企業ですが、もう1つ重要なことは、「対応のスピード」です。中国でモノをつくった場合、製造段階と共に最も神経が過敏になるステップが輸送です。

 特に中国に関しては、多くの日系企業が「何があってもおかしくない」と思っています。だからこそ早いタイミングでの対応が求められるのです。この対応も企業によって差があります。

 中国の物流はこれからです。いろいろと各社にうたい文句がありますが、私が感じている最も決め手となっているところは、結局のところ、この2点です。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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