第1回:『情報』と『外部活用』

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第1回:『情報』と『外部活用』

2006年4月 1日

 はじめまして。日本企業の中国進出をサポートするSDIの片岡信矢と申します。今回から、中国ビジネスの最新情報を紹介していきます。

 昨今、中国は生産拠点としても、市場としても非常に注目を浴びています。新聞を読んでいても、中国関連記事を見ない日はありません。書店に行けば、成功の秘訣から失敗事例まで書かれた中国ビジネス関連書籍が山のように並んでいます。現地中国よりも日本の方が、中国情報が多いように思います。にも関わらず、なぜ、多くの日本人が中国ビジネスで困っているのでしょうか?中国ビジネスの肝としては2つの大きなポイントがあります。それは「情報」と「外部活用」です。今回は「情報」についてお話します。


 日本は、ある意味、『中国情報過多』です。にもかかわらず、「中国は怖い」とか、「13億人市場ですごい」だとか、そういった情報ばかりが独り歩きしています。これは、情報の「量」ではなく「質」の問題だと感じます。やはり、質の良い、「生の情報」というのは大事になってきます。
 
 ビジネスに限らず、どこの世界でも、経験というものが最も有効な情報です。これを得るには、やはり自分でやってみるのが一番です。しかしながら、それは簡単にできず、リスクやコストも大きくかかるのが中国ビジネスです。そう考えてしまい、足踏みしている企業も多々あるのではないでしょうか。

 では、どうするのか?経験や情報を持っている人に教えてもらうことです。ここで重要なのは、「簡単には教えてもらえない」ということです。ノウハウ・経験はそれだけで飯が食えます。ですから、良い情報が簡単に手に入るということを安易に想定しないことが大切です。

 簡単に教えてもらえないのであれば、どうすれば良いか分かりますか?そうです。「情報を買う」のです。日本では情報に対価を払うことに対して認識が乏しいのですが、それが元になって中国ビジネスを失敗しているケースが実は多いのです。『肝心要の情報には、しっかりと対価を払う』。これが鉄則です。無駄に払う必要はありませんが、中国企業間との取引やパートナー選びなど、重要なステージでは目的に合った情報をきちんと収集していくことが重要です。
 
  SDIでは中国ビジネス調査だけでなく、無料で様々なメールマガジンなども配信しております。こういったものも活用して、良質な情報を入手してください。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)
原 慶之氏

原 慶之 ストラテジック・デシジョン・イニシアティブ(SDI)は、中国ビジネスにおけるリサーチ事業とアウトソーシング事業を中心とした中国ビジネスの実働部隊。
多くの企業が、実際に中国ビジネスを行う際に直面する様々な壁を、実際の実働と豊富な情報でバックアップし、顧客企業の中国ビジネスを成功へ導くソリューションを提供。
情報、実働、戦略を通して顧客企業の中国ビジネスをバックアップしている。

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