物流ウィークリーヘッドライン
このような時に、あらためて確認しておくことがある。従業員の生活や仕事への不満が高まる中、いかにモチベーションを維持させるかである。従業員はTVニュースや新聞、ラジオで情報を得ている上、景気が悪いことを実感している。こんな時こそ会社は「元気づけ」を行う必要がある。
モチベーションを上げることは難しくても、下げないようにすることは、ちょっとした気配りや配慮でできる。ある会社では、毎年行っている社員の忘年会を「経費抑制のため中止する」と言い出したが、こういう時にこそ忘年会はやるべきだと提言し、実施することになった。
コストダウンについての解釈を間違えている会社が驚くほど多い。
「経費の構成比が最も高いところからメスを入れること」
「ヒトにかかわる手当や福利厚生費の抑制は給料カット、ボーナス削減と同様にモチベーションを大きく下げてしまうこと」
「瞬間損は大丈夫、いけないのは継続損となっているコストであるということ」
何でも経費削減を行うというのは、人員が多い大企業であれば、わずかなことでも大きな節約・コストダウンになるが、中小企業ではそうはいかない。メスを入れるコストと入れないコストを明確にしておかなければ、退職者が続出するなどの負の連鎖がはじまる。
元々モチベーションとは「動機付け、きっかけ」のことを言う。忘年会やレクリエーション、サークル、誕生日会、カラオケ大会、従業員への手紙など、ちょっとした自然体の集まりや気配りを企画してはどうか。
ある会社は、女性の事務スタッフとパートが多く働いている。ある日、休憩室に社長が花を買って置いたところ、「明るい気分になりますね」と声をかけてきた女性社員がいた。大不況時代でも心の貧乏は避けたい。