物流ウィークリーヘッドライン
車両や商品事故対策については、ほとんどの物流会社が細心の注意を払っているだろう。私のクライアント先を見ると、事故は夏に多発しているが、事故費用は8月末から9月にかけて計上されている傾向がある。
これはドライバーの、いわゆる「夏バテ」からくるもので、重大事故は特に、この時期に発生するケースが多い。猛暑や異常気象による影響は、ドライバーの体に想像以上の疲労を与えているようである。平均年齢が高い会社は、風邪や腰痛、頭痛といった症状が見られるドライバーが必ず出てくるだろう。
最近の特徴として、これらの症状として表にあらわれない「神経系」のダメージを受けているドライバーが多い。
燃料価格高騰に伴う燃費走行や、高速を使用しないで下道を走る疲労と渋滞のストレス、客先での細かな検品、セキュリティ対応など、日本の物流業は肉体労働から神経業務へとシフトしている。
神経系のダメージを受けているドライバーは、季節の変わり目や気温差・気圧差に弱い。私事ながら、深夜業務の多い昼夜逆転のドライバー時代には、この時期に疲労が限界に来ており、11月23日の勤労感謝の日にピークに達していた。
昔のように、朝礼時のチェックや配車担当者による一見だけでドライバーの体調が判断できない時代であるが、アルコールチェック、点呼、安全確認、ヒアリハットの確認や、ドライバーとの対話時間を増やすなど、基本事項の再点検、再確認をお忘れなく。
また、自動車安全センターへのドライバーの運転免許、点数の定期的な照会業務の徹底も付け加え、いま一度、安全運転の徹底をお願いしたい。