物流ウィークリーヘッドライン
物流会社の社長ほど、「品格」が問われる人物はいないかもしれない。それは残念ながら、「もう少ししっかりして欲しい」という意味からだ。
品格ある社長がトップの会社は、それなりに業績を上げているし、物流業界におけるインパクトも、それなりに持ち得ている。その違いは何であろう。
(1)トップの思いやビジョンが末端、せめて中間管理職まで浸透している
(2)会社、従業員、そして世の中もしくは地域のためになる「三方良し」のビジネスモデル・サービスを構築している
(3)税金を納め、社会保険に加入している
(4)ゴルフ三昧にならず、節度を持ってゴルフを行っている
(5)高級外車を持っていても、会社には一般国産車で通勤している
(6)所在が明確である(スケジュールが他のメンバーにもわかるようになっている)
(7)物流業界に留まらず、荷主の業界など他の業界のことも良く知っている、勉強している
(8)身内が会社内に在籍していても「さん」づけか役職で呼ぶ
(9)業績や経営状況が厳しいなかでも福利厚生に配慮している
(10)状況により、自腹が切れる
(11)教育に力を入れている
(12)違法行為や脱法行為に手を染めていない
(13)社長の引き際を決めている
(14)自分の子息に継がせることを前提としていない
(15)従業員の名前と顔が一致する(中小、中堅企業までの社長)
(16)苦言を呈する幹部を持っている
(17)現場の状況を良く知っている
(18)将来のビジョンを持ち、それを幹部に語り続けられる
──などだが、社長の「品格」となっては、この紙面にすべて書き出すことは不可能だ。
その理由は明確。様々な経営スタイルがあって当然だからだ。しかし、「社長! それはちょっとやめて下さいよ」と思われる言動は避けたい。かといって、すべての意見を受け入れることはやめた方が良い。
大切なのは「これ!」という信念を持って、経営を行っているか・いないかではないだろうか。