物流ウィークリーヘッドライン
「物流マン」、それは残念ながら十分な教育を受けていない人たちが大半である。基礎教育も専門教育もしかりである。
教育は必要であると感じながらも、トップの姿勢や業界のコスト構造の問題から、教育費の捻出が困難であること。本人の意識そのものにも起因しているであろう。
物流業界が価格競争に巻き込まれたり、「業者」として荷主から扱われたりする理由の1つに、物流マンの「品格」の欠如がある。「
物流マン」と「品格」、今までは相反する言葉であったが、これからはそうはいかない。物流業界を生き残り、可能な限り「パートナー」として荷主と付き合っていくためには、この「品格」を備えていなければならない。
では物流マンの「品格」とは、どのようなものがあるのだろうか。
①日経新聞などの主要新聞には毎日目を通し、社会情勢の流れを理解する
②得意先で他社の悪口や自社の不満を漏らさない
③「うちに来ないか」の言葉に軽々しくのらない
④あいさつやビジネスマナーを習得する
⑤「物流」に関する相談や質問には答えられる。もし答えられない場合はそれを持ち帰り、必ず何らかの回答を行う
⑥得意先や同業者などからの宿題(見積書、提案書の提出など)は、徹夜をしてでも10日以内に対応する
⑦プロ意識を常に持つように心がけている
⑧得意先の要望、要請と現場の対応力を、会社の利益に働くよう調整できる
⑨問題解決の「引き出し」を多く持っている
⑩多くの事例を持ち、井の中の蛙にならによう努力している
⑪部下とコミュニケーションをとることがうまくなくても、その努力をしている
⑫「現場はショールームである」との認識の上、あいさつや5Sを重んじ、その実施に力を入れている
⑬仕事を獲得する方法で価格(値下げ)以外の方法を実践したことがある
⑭「物流」の仕事が好きである
──などが、最低限備えてもらいたい事柄である。
しかし「品格」は取り繕ったり、真似できるものではない。実践と多くの経験による百戦錬磨の「たくましさ」の上に備えられるものであろうと私は思う。