第139回:経営者の喜び

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第139回:経営者の喜び

2008年8月15日

 経営者の仕事は、ある意味でゴールなき戦いだ。この「ゴールなき戦い」を戦い続けていくためには、強靭な気力と体力が不可欠である。また、「決算」や「先代の他界」などのほかは、節目は自らつくらなければならないのであろう。

 しかし、その節目もあくまで「節目」であって、再び戦いが続くのである。

 その過酷な戦いを充実させ、気力を維持してくれるものに、経営者としての「喜び」があると思う。「喜び」のない経営者は不幸であるどころか、経営を続けることすら、ままならないと私は思う。

 では、その「喜び」とはどのようなものなのか。当然、経営者それぞれで「喜び」の内容と感度は違ってくる。
 


 ある経営者は「利益を出して税金が払えること」、またある二代目経営者は「実父である先代に認められたとき」、さらに中堅物流会社の社長は「若手の幹部候補が成長したなと感じたとき」、また営業力が強みのある社長は「大型案件が受注できたとき」「許認可が下りた時」「1年の最終日に無事故で業務が終了したとき」「現場に入った時、スタッフの皆が気持ちよくあいさつをしてくれたとき」など、さまざまである。

 経営方針やその人の価値観、そして何に苦労してきたかなどで違いがあるのであろう。

 経営というゴールなき戦いに、経営者自ら「達成感」と、この「喜び」を設定することができれば、日々の経営者としての活動や社内を見る目が変わってくるのではないか。皆さん、経営者としての「喜び」を3つ挙げることができますか。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

株式会社日本ロジファクトリー
青木 正一氏

青木正一 1964年11月13日生まれ、京都産業大学経済学部卒。
学生時代に数々のベンチャービジネスを行い、卒業後、ドライバーとして大阪佐川急便入社。1989年株式会社船井総合研究所入社。物流開発チーム・トラックチームチーフを経て、コンサルティングでは対応できない顧客からの要望を事業化するという主旨で1996年“荷主企業と物流企業の温度差をなくす物流バンク”をコンセプトに、物流新業態企業「日本ロジファクトリー」を設立。代表取締役に就任。

 主な事業内容として「現場改善実務コンサルティング」「物流専門人材紹介(ロジキャリアバンク)」「物流情報システム構築サポート(ロジシステムデザイン)」を行なっている。
また、物流業界におけるコンサルタントの養成、人材の採用、育成、M&Aといったプロデュース業務も手掛けている。
最近では、産業再生機構からの要請を受けるなど、「物流再生」に力を入れている。

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