第5回:ロジスティクス改善プロジェクトの進め方

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第5回:ロジスティクス改善プロジェクトの進め方

2007年3月22日

今回から2回に分けて『ロジスティクス改善プロジェクトの進め方』の最終章として、プロジェクトの全体像をお伝えします。

【ロジスティクス改善プロジェクトのプロセス】

大きくは、STEP1(現状把握)・2(物流戦略づくり)・3(アクションプランの作成)に分かれます。またSTEP1は、外部要因分析と内部要因分析とに分けられます。

外部要因分析には『競合動向分析、納品先(ユーザー)動向及び評価の収集分析、今後の物流動向の将来予測』があります。


競合動向分析では、競合企業がどのくらいの納品サイクルタイムになっているのかを調査し、ユーザーから見た物流サービスと自社との差を把握します。

納品先(ユーザー)動向及び評価の収集分析では、納品先の自社に対する物流の評価(満足度・不満足度)を認識し、問題点の抽出や求められるサービスレベルの基準を収集します。

また、社会情勢などを加味しながら、今後の物流動向の将来予測などを行います。

内部要因分析には、『経営トップへの戦略の確認、幹部への物流方針確認、物流フロー・ストック分析(拠点、輸配送、構内、在庫など)、トータル物流コストの計測・分析』があります。

経営トップ・幹部の確認では、マーケティング・マネジメント面において、諸戦略(営業戦略、商品化政策、生産計画、人事・組織戦略など)を確認し、物流戦略にどのように関連しているのかを把握します。

物流フロー・ストック分析(拠点、輸配送、構内、在庫など)では、モノの流れをフロー図に落とし込み、拠点がどこにあり、拠点別に作業内容、管理体制、人員などの整理を行います。また、その拠点から輸配送はどのような状況で行われているのかを整理します。

トータル物流コストの計測・分析では、物流の領域別(調達・社内・販売・回収)、機能別(輸送・保管・荷役・流通加工・包装・情報)にコストを明確にします。

以上がロジスティクス改善プロジェクトのSTEP1(現状把握)で実施して頂きたいこととなります。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

株式会社船井総研研究所

主なコンサルティング内容は、営業活動支援が主軸である。具体的には営業戦略の立案、新規顧客への営業活動支援、業績向上のための営業組織づくり支援、営業会議の運営支援、営業担当者教育支援などである。

その他の支援メニューとして、荷主企業最適ロジスティクス構築支援、中長期経営戦略策定支援、ISO認証取得支援、人事評価構築支援、ABC分析による業務改善支援などがある。
わかりやすさをモットーにしているため、支援企業からは絶大な信頼がある。

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