第2回:経営に占めるロジスティクスの役割

連載トップへ

第2回:経営に占めるロジスティクスの役割

2007年3月22日

前回は『物流コスト削減方法の今までとこれから』といった内容でこれから求められる物流改善の手法をお伝えいたしました。

今週はロジスティクスの位置付けをマクロ的にご理解頂くことで、どのような調査項目や分析項目などがあるのかをお伝えできればと思っています。


『経営に占めるロジスティクスの役割』

製造業の方々には、製品を製造し販売するという過程の中に「どういった製品を市場に投入していくのか」といった活動が求められます。

また、いかに必要量を算出し、最適な在庫を保ちながら生産するのかといったマネジメント活動も同時に求められます。

このマーケティングとマネジメントを繋ぐ役割として、「いかに最適な量を調達し生産した後、ミニマムコストで市場に供給していくのか?」。それがロジスティクス活動に求められるのです。

ご存知のように『兵站』ということで資材の調達から最終納品までの一連の流れが「ロジスティクス」と呼ばれているのですが、まずは何をどのように売っていくのかを決め、それを製造し、市場投入していく、その市場投入のプロセスが「ロジスティクス」ということになります。

マーケティング優先のロジスティクス構築には、納品先の事情やニーズに合わせて自社が競合他社と差別化を図りながら商品を供給していくことが求められ、ロジスティクス活動が必要になるのです。

また、教育・研修に関しても、物流部員の方にどのようなスキルが必要なのかといったことを棚卸ししながら、全体の最適化を図っていくことが求められます。そういった意味で、「ロジスティクス」はマーケティング・マネジメント同様、大切な位置付けにあるということがご理解いただけると思います。

つまり、今回お伝えしたかったことは、『物流改善はミクロなコスト削減だけではなく、経営全体に影響する活動である』といった視点が求められるということです。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

株式会社船井総研研究所

主なコンサルティング内容は、営業活動支援が主軸である。具体的には営業戦略の立案、新規顧客への営業活動支援、業績向上のための営業組織づくり支援、営業会議の運営支援、営業担当者教育支援などである。

その他の支援メニューとして、荷主企業最適ロジスティクス構築支援、中長期経営戦略策定支援、ISO認証取得支援、人事評価構築支援、ABC分析による業務改善支援などがある。
わかりやすさをモットーにしているため、支援企業からは絶大な信頼がある。

関連書籍のご案内

GoogleAD