第13回:成功へ導く経営3要素

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第13回:成功へ導く経営3要素

2007年3月22日

物流企業様にコンサルティング活動を始め、早いもので6年目を迎えることになりました。その間に物流企業の経営者様・経営幹部様とお逢いした人数は延べ1000人ぐらいで、また、従業員の人数を入れると8000人ぐらいになります。現在は、日々ご支援先(物流企業)の経営指導や営業力強化・社員研修などに携わっており、全国を飛び回る生活を送っております。 本シリーズでは、そういった諸活動の中で感じた「強い物流会社のトップの共通点」に焦点をあて、お伝えできればと思っております。また、これをきっかけにロジスティクス業界の更なる向上につながれば幸いです。


【社長で会社は99%決まる!】

私はいつもご支援先やお逢いした経営者様に『社長で会社は99%決まる!』とお伝えしております。つまり、どんな諸施策を計画・実行しても、最終的には社長の意識・考え方1つで企業は盛衰するということです。もちろん、企業規模は余り関係がなく、これは延べ1000人の経営者をみて感じたことの一つであります。小さくても大手に負けない経営者の志と、物流サービスを持っていらっしゃる会社は多く存在しています。そういった会社は、後でご紹介しますが【成功する経営者の3条件】を体得・実践されていらっしゃいます。まずは、これが最も大切なことなのです。

【成功する経営者の3条件─素直・プラス発想・勉強好き】

結論から申し上げますと「成功している経営者は(1)素直(2)プラス発想(3)勉強好き──であるといえます。また、別の言い方をすれば(1)素直に感じる力(2)プラス発想で考える力(3)知らないことを進んで実行できる力──を持ち合わせているということです。

不思議なことに多数の経営者とお逢いするうち、「成功する経営者」は、この3点を必ず持ちあわせているということがわかってきました。それぞれについて詳しくご説明いたします。

(1)素直:当然ですが、経営者はトータル的にみて極めて優秀です。しかし、経営に関係する全分野において極めて優秀な能力を持っているのでしょうか? センターの運営能力は、ある部下の方が・・・、パートを上手く使う能力は、また別の部下の方が・・・。また、荷主の動向においては他社の人間の方が・・・。ということは大いにあります。すべてにおいて優秀な能力を持つ経営者など、この世に一人も存在しません。つまり、ここで言いたいのは経営者に聴く耳があるか否かということです。また、経営者の方が明らかに優れている分野においても、部下などからの提言や情報などを一喝して否定せず、一度受け止めることが大切です。一度、一喝された従業員は、別の機会において有益な情報を手に入れたとしても、「どうせ言っても無駄」と何も言わなくなるものです。ここで求められる社長のあり方とは、「そんなこともあるのか」「そんな考え方もあるのか」と誰にでも普段から耳を傾け、一度は受け入れる姿勢です。貴社は自社にとって有益な情報を知らず知らずに排除していませんか?

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

株式会社船井総研研究所

主なコンサルティング内容は、営業活動支援が主軸である。具体的には営業戦略の立案、新規顧客への営業活動支援、業績向上のための営業組織づくり支援、営業会議の運営支援、営業担当者教育支援などである。

その他の支援メニューとして、荷主企業最適ロジスティクス構築支援、中長期経営戦略策定支援、ISO認証取得支援、人事評価構築支援、ABC分析による業務改善支援などがある。
わかりやすさをモットーにしているため、支援企業からは絶大な信頼がある。

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