第74回:CRE(コマーシャル・アールイー)の物流不動産戦略

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第74回:CRE(コマーシャル・アールイー)の物流不動産戦略

2006年4月 9日

 コマーシャル・アールイー(ジャスダック上場)はこれまで、ウエアハウスなどの事業用不動産に特化した土地、建物活用に力を入れてきたが、04年11月1日の社名変更で、これまでの方向性をさらに強めることとなった.

 同社は80年の設立以来、物流施設や工場・店舗などの事業用不動産をメーンとしたサブリース事業を中心に事業展開してきたが、社名変更により、「事業用・商業用」を意味する「コマーシャル」と「不動産」を意味する「アールイー(英語で不動産を意味するリアル・エステートの略)」を合わせた「株式会社コマーシャル・アールイー」となったわけである。


 同社はこれを機に第2の創業期ととらえ、いままで培ってきた物流不動産ネットワークを活用して企業連携などを積極的に推進することとしている。 

 また、新たなビジネスモデルを構築し、さらなるウエアハウスのリーシング力の強化とプロパティマネジメント事業、アセットマネジメント事業などの拡大を図っていく方針を打ち出し、不動産ファンド事業でも存在価値を発揮している。

 コマーシャル・アールイーでは不動産オーナーにウエアハウスなどの事業用物件の有効活用を積極的に提案している。

 ウエアハウスなどはその設計、建築管理、テナント付け、物流管理などに特殊なノウハウが求められることになるがサブリース(転貸)契約を行うことによって同社が不動産オーナーのリスクを最小限に抑えるシステムを構築した。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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