第62回:AMBブラックパインの大型物流施設

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第62回:AMBブラックパインの大型物流施設

2006年1月15日

 AMBブラックパイン社は米国に本社を置く不動産投資信託会社AMBプロパティーコーポレーションと、日本国内で活動する不動産専門家チームによる合弁企業だ。
 AMBは世界規模の物流施設の管理・所有会社である。世界37都市で 2800社以上を顧客に持ち、計約 1100棟のビル、延床面積 1000万平方メートル超に及ぶ物件を所有・管理している。北米、ヨーロッパ、アジア各地の主要拠点での物流施設の取得・開発に絞って事業を展開している。 1983年に不動産投資アドバイスなどをメーン事業としてサンフランシスコを本拠地として設立された。その後、物流REITに特化した戦略を展開、シンガポールのチャンギ国際空港などの物流施設の建設にも着手。


 またAMBブラックパイン社は米国AMBの日本国内で最も重要な物流・倉庫施設門専門の不動産投資会社としても事業展開を行っている。不動産の取得・建設、賃貸、施設管理など、幅広い対応が可能となっている。 ロジスティクスに不動産ソリューションを提供するというフレキシブルなアプローチによって、ユーザー企業がコア事業から不動産を切り離し、事業効率をアップする機会を提供しているわけである。ウエアハウス群を束ねて、資産規模1000億円を目指し、J‐REIT(日本版不動産投資信託)への上場も将来的には視野に入れている。例えば、成田空港にほど近い南三里塚に巨大物流施設「成田パーク」の建設に乗り出した。成田パークは敷地面積14万平方メートル、総延床面積約十六万平方メートルの巨大物流施設群でテナントとは5年以上の長期契約を結ぶこととしている。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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