第251回:物流マンの心得

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第251回:物流マンの心得

2010年2月26日

 物流マンは実務において高いスキルを求められることが多い。ただし、同時に「物流マンとは、どのような心構えで仕事に臨むべきなのか」という精神面、心構えなども重要である。

 まず物流マンである以上、作業精度の高度化・効率化を常に念頭に置きながら作業に取り組むことが求められる。入出荷伝票、ピッキングリストなどの処理が不正確であったり、遅れたりすれば、誤配、遅配などの原因になる。また在庫状況をきちんと把握できていなければ、在庫精度は不正確となる。作業精度を高めることは物流の質を高めるためには不可欠である。

 また、安全性の確保に対する高い意識、認識も重要である。物流業における死亡者は全産業の17%強を占めている。建設業、製造業に次いで死亡者が多い産業となっている。この点をふまえ、十分な安全管理が行われなければならない。フォークリフトやクレーン、昇降リフトなどの操作ミス、転落、転倒などには細心の注意が必要である。

 物流センターなどのパート、アルバイトなどの人材確保に苦労することも少なくない。人材を確保するためには労働時間の短縮や作業効率化などを進め、働きやすい仕事とやりがいのある職場環境をつくることも大切である。

 そして、何よりも「物流の仕事に興味を持ち、好きになる」ことが大切である。自らの仕事にプライドを持つことが物流マンの成長にとって何よりも重要なものとなってくるわけである。

 現在、経営において物流が重要な役割を果たしていることを深く理解し、向上心とやる気をもって、職務に打ち込んでいきたいところである。


 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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