物流ウィークリーヘッドライン
SCM支援システムやERP(基幹統合システム)、WMS、TMSなど、物流関連の情報システムが経営情報戦略に占める意味合いは、近年ますます大きくなってきている。
その結果、従来の「物流の五大機能」(輸配送、保管、荷役、流通加工、包装)に新しい機能として「情報」を加え、「物流の六大機能」と考える人、あるいは企業も出てきている。ただし、モノの流れと情報の流れを考える場合、「モノの流れに情報を常に連動させるべきか否か」というのは難しい問題のようでもある。
「本当にその情報をモノと一緒に流す必要があるのか」ということを十分に検証する必要があることも、少なくないということである。モノの流れに情報を付加することで思わぬ負荷がかかって、物流効率が低下したり、コスト高を招いたりすることも考えられる。
適切な意思決定を行うためには、ヤミクモに情報を集めればよいというわけではなく、「必要な情報をタイムリーにムダ、ムラなく入手し、活用する」ということが重要になるのである。
また、モノの流れに情報の流れが加わることで、セキュリティー管理もより綿密に行われる必要が生じてくる。近年、日本ではグリーン物流の推進など、環境負荷低減型の物流システムに注目が集まっているが、米国の場合、9・11の同時多発テロ以降、物流システムと情報システムを連動させるかたちで、サプライチェーンセキュリティーの強化を進める動きが強まっている。
物流セキュリティーの強化を、より高度な情報システムを導入することで実現していこうというわけである。