第244回:物流センターの環境整備

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第244回:物流センターの環境整備

2009年12月28日

 物流センターにとって周辺住民などに、その社会的、地域的な役割を理解していただいて、良好な関係を築くことがますます重要になっている。

 また、物流オペレーションの効率化を進めることでトラック、フォークリフト、台車などの走行音を最小限に抑えることも可能になる。もちろん低騒音、低振動型のマテハン機器などの導入も有効である。

 さらにいえば、地域住民などに物流センター見学の機会を定期的に提供し、センター内でどのような仕事をしているのか、その仕組みを理解してもらうことも大切である。

 物流センターのなかにはその点をふまえ、見学専用の通路などを設けているところもある。近年は物流センターの見学を積極的に採り入れる学校も多く、小中学校の校外学習、あるいは大学、大学院などのインターンシップに組み込まれるケースも増えている。

 そして物流センターの従業員が気分よく働ける職場環境を整えることも必要である。たとえば、物流センターには事務室や会議室、応接室、さらには食堂や作業員の更衣室、あるいは洗面所、浴室などの共用スペースが完備していることが望ましい。そうしたスペースが存在しない場合には新たに設置することを検討してみるとよいだろう。

 共用スペースを充実させることで従業員満足度が高まり、職場に活気が出てくる。それが結果として作業効率などの向上にも役立つことにもなる。

 また、共用スペースを設置するだけではなく、整理・整頓・清掃・清潔・躾の5Sを共用スペースでも実践していくようにしたい。


※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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