第231回:QCD「クオリティー」「コスト」「デリバリー」

連載トップへ

第231回:QCD「クオリティー」「コスト」「デリバリー」

2009年9月11日

 企業活動の仕入れ、購買、調達とは、「メーカーや小売店が生産活動や販売活動などを円滑に行うためにさまざまな商品などを購入すること」をいう。

 必要な商品などを適切な仕入れ先からタイムリーに購入することが求められる。そして仕入れ先と商品などのQCD、すなわち品質(クオリティー)、価格(コスト)、納期(デリバリー)の交渉も行い、双方が合意に達すれば、注文書を発行し、商品などを仕入れることになる。

 検収後に代金を支払うことになるが、検収とは「納品された購入品などが間違いなく注文した品物であり、不良品などでなく規格通りであることを確認する作業」を指す。検収後には納品書と検収書が経理部門に回され、取引の仕訳が行われる。振替伝票が起票され、各種帳簿に記入される。

 なお、一般に仕入れには集中型仕入れ(調達)方式と分散型仕入れ(調達)方式がある。集中型仕入れ方式とは購買・調達本部などで一括して業務を行う方式で、これに対して分散型仕入れ方式とは営業所ごとなどに仕入れを行う方式である。

 また、戦略的に仕入れ、購買の管理を行うという発想からサプライヤーリレーションシップマネジメント(SRM)の概念も注目されている。SRMとは、企業がサプライヤーとの協力関係や信頼関係の強化を念頭にした戦略的なマネジメントを指す。

 仕入れ先とサプライヤーとの情報共有を推進し、作業プロセスの改善やコストダウンを目指すことがSRMで、仕入れ先、調達先との関係を基軸にこうした商品の購買・調達のコスト、プロセスなどのマネジメントを行うのである。


 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

関連書籍のご案内

GoogleAD