第206話:物流人の条件

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第206話:物流人の条件

2009年2月13日

 これから物流業界に新しく足を踏み入れる方々が、どのような点に注意すればよいかを考えてみよう。

 まず、「物流人としての自覚を持ち、与えられた職場環境での責任を果たす」ことが大切になる。無論、同時に絶え間ない物流改善を目指す真摯な姿勢も重要になってくる。物流管理に対する意識も高めていきたい。

 人の上に立つ立場なら職場の安全を意識しパート、アルバイトが働きやすい職場をつくる必要もある。同時に物流以外の部門にも目を配る必要もある。他部門との連携を図ったり、企業戦略をふまえた物流を考えたりすることも重要である。

 もちろん物流が好きであること、物流の仕事が好きになることも大切である。プロ意識をもって仕事をすることで自分の仕事に誇りが持て、それが好きになる。

 物流に関する数字、データ、あるいは技術に対して強い興味や好奇心を持っていれば、仕事がますます楽しくなるはずである。物流について多くのことを知ろうと思えば思うほど、物流を仕事にしていることが楽しく感じられる。「取引先などから物流についての質問を受けたら、どんなことでも答えられるようにしておこう」といった気構えで望むとよいだろう。

 また上司、同僚、部下はもちろんのこと、仕事で接する取引先、顧客などには常にさわやかなあいさつを心がけたい。小さなことでもきちんと連絡できる職場環境が望まれる。作業着などもいつも清潔に保つように気を配ろう。


※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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