第20回:プロロジスの物流施設戦略

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第20回:プロロジスの物流施設戦略

2005年3月27日

 プロロジスは世界最大規模の物流施設ネットワークと物流サービスをグローバル展開している米国の不動産企業である。
現在、米国内外に1700カ所以上、合計2000万平方メートルを超える物流施設の運営・開発を行なっている。
日本においては「プロロジス・パーク東京」、「プロロジス・パーク成田」、「プロロジス・パーク大阪」など、最先端設備の大型物流施設の建設で知られている。
 プロロジスの物流施設の開発は、BTS(ビルド・トゥ・スーツ)によって行なわれている。


BTSとは物流施設のユーザーのニーズに対応して、「ユーザーの希望する立地・設備に合わせて専用の物流施設をプロロジスが建設・運営し、ユーザーに賃貸する」ということだ。物流施設をユーザーの需要に合わせて提供する、というわけである。しかも立地選定のコンサルティングから施設設計、施工マネジメントまで物流施設建設の緻密なノウハウを持ち合わせている。
 また、プロロジスはマルチ・ユーザー対応の「マルチテナント型開発」も行っている。
 マルチテナント型開発とは世界規模の拠点展開で物流施設を提供するプロロジスが、マーケティングリサーチから設計、施工、運営までを総合的に手掛ける高水準な物流施設の開発システムである。幅広いユーザーが高度のロジスティクス機能を共有するベースとなる物流施設をプロロジスが提供するというわけである。
プロロジスの物流施設は3PLのより一層の展開を視野にワールドワイドで活用されているといってもいいだろう。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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