第180回:ウェブ対応型WMSの導入

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第180回:ウェブ対応型WMSの導入

2008年8月 8日

 商品・物流管理がインターネット対応型のWMS(倉庫管理システム)によって行われる傾向が、これまで以上に強くなってきている。リアルタイム処理を円滑に行ううえでのウェブ対応型のシステムの重要度が、ますます高くなっているのである。

 リアルタイムで在庫情報を更新、あるいは確認したり、顧客ニーズに合わせてタイムリーに出荷したりするために、インターネットを活用する企業が増えているのである。

 入出荷作業の進ちょくや在庫状況、貨物追跡情報などをメーカー、卸売業、小売業が共有することも可能になる。

 物流センターや店舗における商品の入荷から出荷までの流れを、在庫の最小化を図りながら低コストで遂行する情報システムの構築が進んでいるわけである。
 


 無論、それにより商品・物流管理の可視化もこれまで以上に進んでいくことになるだろう。

 加えていえば、リアルタイムでの商品管理体制を導入することで、不要な在庫増を未然に防ぐことも可能になるわけである。

 安全在庫や欠品を最小限に抑えることもできる。さらには在庫量を迅速かつ正確に把握できるようになることから、棚卸しにかかるコストや時間などを低減することも可能になるわけである。

 インターネット経由で各商品センターなどの在庫状況がきちんと把握、情報共有されていれば、商品データが共有、可視化されることで在庫配置や在庫調整、欠品の多発などが回避できる。

 さらにいえば、複数拠点の在庫情報もインターネット経由で情報を管理することで、これまで以上に透明度が増すことになるのだ。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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