第154回:トコトンやさしい流通の本

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第154回:トコトンやさしい流通の本

2008年2月 8日

 拙著「トコトンやさしい流通の本」(日刊工業新聞社刊)が刊行された。 本書ではこうした流通の歴史、しくみ、理論、戦略、業界の動向などをわかりやすく解説している。

 第1章では流通の歴史を順を追って紹介する。商人の出現により商品流通が始まった。やがて問屋や商店、さらにはデパートやスーパーマーケットが登場し、現代的な流通システムが出来上がった。

 第2章では流通活動の大枠と重要性、業界の規模などについて解説し、それを踏まえて第3章では、小売業と卸売業のしくみについてわかりやすく説明する。

 生産と消費を結ぶ流通活動において小売業も卸売業も重要な役割を担っている。この章ではそれぞれの役割や機能、あるいは両者の相違点などをていねいに解説していく。
 


 さらに流通が商流と物流から構成されていることを念頭に、第4章では商流について、第5章では物流について、それぞれ要点を説明し、流通の二大機能に対する理解を深める。

 商流とは売買取引の流れ、物流とはモノの流れのことをいう。それが商品の生産から消費のプロセスに、どのようにかかわっているかを説明する。第6章では業界別、商品別の流通について説明する。

 例えば、本には本の流通のしくみがあり、自動車には自動車の流通のしくみがある。私たちの身近な商品が、それぞれどのような流通経路で流れて消費されていくかを見ていく。第7章では、これからの流通のあり方について解説する。

 情報化、グローバル化、環境保全、規制緩和などの流れのなかで、新しい流通ビジネスモデルが誕生する可能性も高くなっているのである。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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