第126回:「基本流通論」の刊行

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第126回:「基本流通論」の刊行

2007年4月 1日

 私も共著者として執筆させて頂いた「基本流通論」(実教出版、中田・橋本共編、鈴木ほか総計9人による共著)が刊行された。

 本書は大学の講義用テキストとして出版された本であるが、大手書店やネット書店での購入も可能だ。学生のみならず実務家の方で、物流よりも広い枠組みである「流通」という経済活動の基本的事項の知識を整理したいという方に最適の内容となっている。


 本書は全13章から構成されている。第1章から順に「流通の機能」「流通の歴史」「流通機構」「流通革新の始まり」「革新的小売業」「商業集積」「卸売構造」「卸売再編成」「流通経営」「物流の構造」「物流管理とロジスティクス・マネジメント」「流通の社会適合」「流通政策」について、オムニバス形式でそれぞれ解説されている。

 「流通の機能」や「流通の歴史」「流通機構」などの章を読むことによってモノの流れとカネの流れが、どのように結びつき商業活動が行われているのかということを詳しく理解できるだろう。

 「流通革新の始まり」「革新的小売業」「商業集積」の章を読むことによって、流通チャネルのこれからのあり方が見えてくる。「卸売構造」「卸売再編成」の章では卸売業のしくみや課題が、「流通経営」の章では小売業、卸売業、メーカーの流通戦略が浮き彫りにされている。「物流の構造」や「物流管理とロジスティクス・マネジメント」の章では流通論という立場を踏まえて、物流のしくみや管理について解説されている。そして「流通の社会適合」や「流通政策」の章では流通の「これまで」と「これから」が明示されている。一読をお勧めする。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

鈴木 邦成氏(すずき・くにのり)

鈴木邦成 物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

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