第376回:ダイエットに成功しないのもこれが理由です

連載トップへ

第376回:ダイエットに成功しないのもこれが理由です

2017年8月 7日

 「トラック20台以下の運送会社が、会社に現金を残すために社長が知っておくべき数字」について、話を続けます。


 ここまでのステップで、1台につき1ページのノートができました。今日のステップは、簡単です。


 【ステップ4】各ページの車両番号の下に、月の「売り上げ金額」を書いて下さい。月によって変動する場合は、直近6か月の平均売り上げの金額を記入して下さい。


 このノートに項目を書き込むことで、あなたが見えていなかった真実がハッキリと見えるようになります。この「数字を明確にする」という作業こそが、あなたが金持ち社長になるための、絶対に外せない第一条件なのです。


 ダイエットが成功しない人は、自分の体重やサイズ、食べた物をハッキリ把握していません(私もそうです...)。お金がなくなる人は、自分の借金の金額を明確に把握していません。


 あなたが金持ち社長になるための、絶対に外せない、最初の一歩が、この「車両1台あたりの数字を把握すること」なのです。これがハッキリしなければ、一体いくらの運賃設定をすればいいのかもわかりません。


 ところが、この数字を把握することなく、単純に「相場感」をもとに運賃設定している会社が少なくありません。しかし、無理もありません。中小運送会社の社長は、本当に忙しすぎるのです。価値観が大きくズレている若い世代から、自分よりも年上のドライバーまで、個性のバラバラなドライバーらのことを家族のように気にかけて、日々、厳しくなる法令に合わせて労働条件やルールを変えて、そのうえ数字のことまで細かく把握するとなるとハッキリ言って超人です。忙しすぎて自分のことは後回しになっているという人も多いようです。


 ひょっとしたら、あなたも、そんな忙しすぎる社長の一人かもしれません。


 ですから今回は、できるだけ簡単なステップで、あなたに会社の数字を把握してもらおうと思っています。


 会社にガッチリ現金を残している会社は、「走れば確実に黒字になる運賃」を設定して、毎日利益を積み上げています。適正な運賃を明確にして、あなたの会社にも現金をガッチリ残しましょう。


 【ステップ4】で各車両の売り上げ数字を書いたら、次回は次のステップに進みます。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

過去の連載記事

連載トップへ
 

筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

GoogleAD