第371回:事故を起こす人と起こさない人の違いとは?

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第371回:事故を起こす人と起こさない人の違いとは?

2017年6月 5日

 トラック20台以下の運送会社の経営者が「経済的自由、精神的自由、そして、時間の自由」の三つの自由を手に入れるための五つのステップ。
 1、売り上げを上げる
 2、利益率を上げて現金を増やす
 3、所帯を小さく・固定費を減らす・借金を減らす


 先週までに、この三つのステップを解説しました。ステップ1と2で売り上げを上げて現金を増やしたら、ステップ3では所帯を小さくして固定費を減らし、借金も減らします。余裕がある時にこそ、これを実行します。その次のステップはこれです。


 4、運送業を支える、もう一つの収入源を構築する
 特に、今の時代は、これをする必要があります。なぜなら、運送業が外的要因に左右されやすい業種だということと、確実に斜陽の産業だからです。


 運送業がこの先、何十年も今と同じ形で存在しうるでしょうか? おそらく、あなたは交通事故を起こしたことがない、または起こしにくいタイプの人だと思います。しかし周りには、よく事故を起こすタイプの人もいるのではないでしょうか。


 事故を起こさないタイプのあなたと、よく事故を起こすタイプの人との違いは何でしょうか? そうです。「危機予測」ができるかどうかですよね。運転技術がうまいとか、下手だとかは、ほとんど関係ありません。あなたもよくご存知の通り、事故が発生する原因のほとんどは、危機予測のマインドがあるか、ないかです。


 運転の時は、あなたも常に、危機を予測し、それに備える運転をしているはずです。一方、危機予測をしないで、「大丈夫だろう」と、だろう運転でいる人は、何度も、事故を繰り返します。


 「しまった、あの時、こうしておけば...」と、後悔しても遅いのです。ビジネスも、まったく同じです。運転同様に、「危機予測」をすることで、何かが起こったときに、最善の対処ができるのです。そのためには今後、ビジネスのシフトチェンジをしていくことも踏まえて、運送業を支えるもう一つの収入源を構築することをお勧めします。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

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筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

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