第363回:緊急便じゃなくてレギュラーが欲しいんだけど

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第363回:緊急便じゃなくてレギュラーが欲しいんだけど

2017年4月 3日

 先日から、日本一簡単な運送会社のためのインターネットマーケティングについて話をしています。ネットが苦手という人も、専門用語はほとんど出てきませんので、安心して聞いて下さい。


 現在、ネット上にある、多くの運送会社のHPは、実は固有名詞検索の人向けのページになっています。だから、なかなか新規の問い合わせが来ないというわけです。それでは一般名詞検索客向けのHPを作るには、どんなことに注意すればよいのでしょうか。


 まずは、検索している荷主の状況を一緒に考えてみましょう。一般名詞で検索をしている人は、何を目的に「検索」しているのでしょうか。運送会社を探すために検索している可能性が高いです。それでは、なぜ、運送会社を探しているのでしょうか。おそらく、そこに運んでほしい荷物があるからです。


 つまりは、「今すぐ客」ということになります。すでに荷物があって、運んでほしいと思っているから運送会社を探している可能性が高いです。いつか荷物が出たときのために探しているという人は、少ないだろうと推察できます。


 今、すでに、荷物があって運んでほしい。今すぐ客というのはすなわち、「急ぎ客」でもあるわけです。ですから、今すぐ客向け、急いでいる人向けのHPにする必要があるわけです。


 今すぐ客を獲得するために、HPの看板では「緊急便・スポット便」の受け付けができることを表記します。この話をすると、「いや、緊急便とかスポット便じゃなくて、うちは、レギュラーが欲しいんだけど...」という人が出てくると思います。その気持ちは分かります。しかし、最初の受け付け窓口としては緊急便も受け付けます。


 なぜなら、実際には「最初からレギュラーの相談をしてくる荷主」と、「まずはスポットを依頼する荷主」の2パターンがあるからです。ですから、最初の間口は広くしておきます。最終的にレギュラー便につながる取引も多数獲得することが実証されていますので、安心して下さい。


 このように間口を広げ、一般名詞で検索している荷主を、まずはあなたの会社に問い合わせさせること。これが、ここでの第一目的になります。次回は、この一般名詞検索客ページの作り方の具体的なポイントについてお伝えします。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

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筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

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