第350回:繁忙期にやっておくべきこと(1)

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第350回:繁忙期にやっておくべきこと(1)

2016年12月12日

 繁忙期に入りました。今日は、「繁忙期に新規見込み客集めをする方法」についてお話したいと思います。


 ひょっとしたら、「ただでさえ忙しいこの時期に、新規の見込み客集めなんて、している時間はないよ」と、言う人もいるかもしれません。しかし、この時期に、これをするかしないかによって、来年1年間の売り上げに大きく差が出ます。時間のかかることではないので、ぜひ、あなたにも実践してほしいと思います。


 普段、なかなか問い合わせの電話が入らないという会社でも、12月だけは、黙っていても問い合わせが入る、という会社は多いです。あなたの会社にも、この時期はひっきりなしに依頼の電話が入っているかもしれません。この時、あなたの会社は、どんな対応をしているでしょうか。


 「来週4トンを1台探しているんですけど...」
 「あー、来週はもう全車両予定がいっぱいなんですよねー。すみません。また、よろしくお願いします」


 このように、対応できないのが分かりきっているからと言って、詳しい内容や相手の名前すら聞くこともなく、電話を切ってしまっていないでしょうか。


 しかし、トラックを探して電話をくれたということは、この人は今後、あなたのお客になるかもしれないリストの候補者です。今回の案件に対応できないとしても、受けた電話で、できるだけ情報収集をしておくことをお勧めします。こちらから営業電話をかけた時には、いろいろ聞いても迷惑がられることが多いですが、向こうから電話をくれた時は、一番、情報収集がしやすいのです。


 社名や連絡先、担当者名はもちろんのこと、どんな会社で、どんな荷物が出るのか、どこに届けるのかなど、情報収集をします。


 ただでさえ忙しいことに加え、この時期は仕事に困っていないので、ついつい早く電話を切りたいと思ってしまいがちですが、ここで、たった3分を使うことで、来年の売り上げに大きな差をつけることができるのです。


 情報収集をした結果、もちろん、協力会社に走ってもらえるならばお願いすればいいのですが、たいていの場合は、やはり対応が難しく、仕方なくお断りすることになると思います。この後、集めたこの情報をどのように活用するのか? 続きは、次週お伝えしていきます。

 

筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

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