第347回:目標達成のために決めること

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第347回:目標達成のために決めること

2016年11月14日

 「どうすれば、目標を達成することができるでしょうか?」と、質問を受けることがあります。今週は、どうしても達成したい目標を目指すあなたへ、一つの提案をしたいと思います。


 何かを得たければ、何かを捨てなければなりません。今までの自分と同じ生活をしていて、「結果」だけを変えようなんて、そんな甘いことができるわけありません。


 運送業の倒産件数は、ここ2年ほど全国的に減少しています。しかし、あなたもご存知のとおり、運送業界では、いまだに中小運送会社の過半数が赤字決算です。つまり、周りの過半数の経営者と同じことをしていたら、当然、周りの経営者と同じように赤字経営になるわけです。同じことをしていたら同じ結果になるのは当たり前でしょう。


 もし、あなたが周りの経営者たちと違う結果が得たいのであれば、そして、昨日までの自分と違う結果が得たいのであれば、一つ、決めなければいけないことがあります。


 昨日までと同じ行動をして、昨日までと同じ考え方で、昨日までと同じ生活をして、それで、結果だけが変わることはあり得ないのです。特に、大きな目標を成し遂げるときには必ず決めるべきことがあります。


 それは「捨てるものを決める」ということです。売り上げは上げたい。でも、趣味のゴルフも上達したい。家族とのコミュニケーションも大切にしたい。付き合いだっておろそかにできない...。これでは、残念ながら目標を達成することは困難です。


 あなたが目標としていることは並大抵のことではないのです。過半数の会社が赤字という業界の中で、利益を出していくのです。この高い目標をクリアするために、あなた自身で「捨てるもの」を決めてください。


 メダルを目指すオリンピック選手、難しい学校を目指す受験生、いつも素晴らしい活躍をするスポーツ選手、彼らは、周りの友達と同じ生活をしているでしょうか。友達との付き合いは? 趣味の時間は? 彼らも、高い目標を達成するために自分を律していることが想像できると思います。


 また、決めた目標と捨てるものは、紙に書いて事務所の机の横の壁に貼ることをお勧めします。事務所のみんなに見えるところに貼ることによって抑止力にしてください。「守れなかったらカッコ悪いな」という気持ちが、甘えそうになった心を奮い立たせてくれるはずです。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

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筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

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