第340回:あの頃の勢いがなくなった

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第340回:あの頃の勢いがなくなった

2016年9月 5日

 あなたの会社は、創業から何年経ちましたか。現在の会社の成長率は、以前に比べて伸びていますか? それとも、停滞気味でしょうか。 あなたは「成長カーブ」とか「製品ライフサイクル」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。全ての会社や製品は、創業(誕生)から年月の経過と共に、必ず「導入期」「成長期」「成熟期」「衰退期」というライフサイクルをたどります。


 次の項目の中で、あなたの会社にあてはまるものは、いくつありますか? チェックしてみてください。


 「一時期は売り上げが順調に伸びていたが、今は頭打ち感を感じている」「2年以上、役員報酬を増額していない、または減額した」「最近は、存続に関わるような大きなトラブルは起こっていないが、小さなトラブルが絶えず、じっくり経営戦略を考える時間がとれない」「『あの頃の勢いがなくなった』と感じる」「なんとなく、将来に不安を抱えている」「常に人の問題を抱えている」「目に見えない『壁』を感じている」「古いドライバーは辞めないが、新しいドライバーが定着しない」「5年後、10年後の中長期のビジョンが見えない」「ここ1年間で、スポット対応以外の新規荷主が増えていない」「売り上げはなんとか維持しているのに、なぜか利益が出ない」。


 もし、二つ以上の項目にチェックがついているとしたら、あなたの会社経営は、すでに「成熟期の後半」に突入している可能性があります。「すごく困っている」というわけではないけれど、漠然とした「頭打ち感」を抱えている。「明日にでも倒産する」というような危機的状況ではないけれど、明らかに伸び悩んでいるという状態です。


 会社経営には周期があり、どんな会社でも、どんな製品でも、必ずこの「成熟期」が訪れます。


 そして、この成熟期に「何をするか?」が今後10年間の会社経営に、とても大きな影響を与えます。ところが、怖いことに多くの経営者が「この時期にすべきこと」を間違えて認識しているのです。次週は、成熟期にすべきことをお話していきます。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

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筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

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