第328回:いい仕事がとれない一番の理由とは?

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第328回:いい仕事がとれない一番の理由とは?

2016年6月13日

 先日から、私の発刊するメルマガで、読者メンバーの荷物情報・空車情報の公開を開始しました。その結果、連日、全国で多数の取引が発生しています。この結果を見ると、「まだまだ潜在的な仕事量は豊富にある」と確信することができます。


 一方で、仕事が見つけられずに困っている人がいます。また別のところでは、荷物はあるが、走ってくれる協力会社を見つけられずに困っています。しかも、安全な走行ができる適正運賃の仕事です。


 なかには、メルマガ情報を見たことで、近所の運送会社との取引が始まったという人もいます。すぐ近くに、あなたのことを探している人がいたのに、情報発信をするまでは気づかずに、ずっとひとりで苦悩していたというわけです。


 もし、あなたが、なかなかいい仕事を獲得できずに悩んでいるとしたら、その一番の理由は「荷主候補が、あなたのことを知らないから」です。知ってもらわなければ、何も始まりません。差別化がどうだとか、何かのマークを取得しているだとか、はたまたドライバー教育を徹底しているだとか、確かにそれらは大事な要素かもしれません。しかし、そもそもあなたの会社の存在を知らなければ、あなたの会社との取引を検討することすらできません。


 あなたの営業エリアには、現在、何社の企業が存在しているでしょうか。そのうち、あなたの会社で運べる荷物を保有している可能性のある会社は、何社あるでしょうか。そして、その中の何社の企業が、あなたの会社の存在を認知しているでしょうか。


 実は、ほんのわずかな数の見込み客に声をかけ、なかなか仕事がとれない、と、頭を抱えている人がとても多いのです。そのあげくに、見込みのない人に何度もアプローチをして、根性でどうにかしようとしたり、運賃最重視の荷主の条件を飲んで、取引を開始してしまう人がいます。


 重要なことなので、もう一度繰り返します。


 もし、あなたが、なかなかいい仕事を獲得できずに悩んでいるとしたら、その一番の理由は「荷主候補が、あなたのことを知らないから」です。知ってもらわなければ、何も始まりません。


 あなたの営業エリアの荷主になる可能性のある企業すべてに、まずはあなたの会社の存在をアプローチしてください。あなたを待っている人が、必ずいます。

 

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筆者紹介

高橋久美子の「あなたの会社が儲かっていない本当の理由」
高橋 久美子氏

高橋久美子 規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会
http://www.handlecover.com/kaizen/index.html

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