物流ウィークリーヘッドライン
私はトラック協会様からの依頼で、全国各地へ講演に行くことが多々あります。講演では、具体的な売上アップのノウハウをいくつかお伝えします。できるだけ「今日から、すぐにできること」をお伝えするようにしています。
講演から数日経つと、数名の参加者の方からメールをいただきます。「これをやってみました」などの、実践報告のメールです。そして、早い人は3か月くらい経った頃に結果が出始めます。「結果」というのは「ノウハウ」が「現金」に変わり始めるということです。そして、1年も経つとかなり大きな成果を出されます。しかし、9割以上の人は、その場ではやる気になっても、その日以来、「講演で使ったテキストさえも開かない」というのが実情だと思います。
トラック協会様の場合、支部の講演で参加人数は、50名--100名程度が多いです。その日、50名--100名の人が机を並べ、同じ話を聞きます。1日後、2日後、3日後...ここでは聞いたノウハウを「実践した人」と「しない人」の差は、まだ現れません。さらに3か月後...実はここで出る成果も、まだ、さほど大きくはありません。しかしさらに一年後...この頃には、トラック数台分という、大きな違いになっています。
あなたは「バタフライ・エフェクト」という言葉を聞いたことがありますか?これは、「ある場所で蝶が羽ばたくと、地球の反対側で竜巻が起こる」、つまり、初期条件のわずかな違いが、将来の結果に大きな差を生み出す、という意味のカオス理論の一つです。「今日のあなたの行動は、一羽の蝶々の羽ばたきほど小さいものに見える。しかし、その積み重ねが、1年後には竜巻を起こすほどの大きな結果になる」ということです。
多くの人は、「すぐに、楽に、大きな効果」を欲しがります。苦しい状況にいる人ほど「一発逆転」を狙いたがります。しかし、実は地道に献身したものほど、後に大きな果実が実ります。私自身、自分のビジネスを振り返って、そう実感しています。
ここでお伝えしているノウハウも、実践した翌日に、預金通帳の残高が増えるものではありません。でも、一年後の自分のために、ぜひ蝶々の小さな羽ばたきをはじめてみてください。私が強くお薦めする最初の羽ばたきは、ずばり「あなたの会社の特徴100個を書き出す」です。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/