物流ウィークリーヘッドライン
さて、前回から社長であるあなたの「役員報酬」の話をしています。あなたの行動を全て書き出し「赤ペンで時給を書き込む」というところまで、やってみましたか。それでは、今日はこの話の続きをお話ししていきます。
実は、「時給の低い仕事」をしてしまう社長が多いのは、運送会社に限った話ではありません。小規模ビジネスの経営者の多くは、時給800円の仕事を、一所懸命してしまいます。その結果、一人で大量の『作業』を抱え込み、忙しいのに利益にならないという悪循環に陥ります。
しかも、この『作業』は、儲かっていない経営者にとって格好の逃げ道になります。汗を流したり、大量の作業をこなしていると、なんとなく仕事をしている気分になってしまうのです。そして、厄介なことに、疲労感は爽快感にさえなってしまうのです。
あなたは、いくら、役員報酬が欲しいですか。例えば1000万円の報酬が欲しいのなら、まずは1000万円の報酬にふさわしい仕事をしなければなりません。年収300万円の人ができる仕事をしてはいけないのです。以前も「洗車をしてはいけない」という話をしましたが、本当に重要な事なのでもう一度言います。あなたは「あなたしかできない仕事」だけに集中してください。それ以外の作業に逃げないでください。
次に、先日書き出してもらった「一日の行動」の中から、「絶対に社長でなければできない仕事」を抜き出してみてください。おそらく、全体の一割程度になってしまいます。そして「社長でなければできない仕事」以外の仕事を一切やらないと決めて、一日を過ごしてみてください。正直、あなたは、急に暇になり、困ってしまうはずです。思わず、『作業』をしたくなってしまうでしょう。しかし、ぐっとこらえてくださいね。『作業』は決してしないと決めてください。そうなって初めて、「社長が本当にするべき仕事」が見えてきます。
実は、儲かっている経営者は、みんな、このように『作業』をやらないと決めています。何を隠そう、私自身も『作業』をやめたとたんに、年商が一気に3倍になりました。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
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