船井総研の「環境ビジネス最前線」

第70回:環境を武器に質の高い新卒を採る

 今回は新卒採用についてです。

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 そろそろ新卒採用に向けて動き始めなくてはいけない時期ですが、不景気の今なぜ採用をテーマにしたかという理由は、主に2つです。

① 人が採りやすい今こそ企業(特に中小企業)は人に投資するチャンス
② ハードへ投資ができないからこそソフト(人)へ投資すべき
特に、②は重要です。マクロ的に生産、需要が縮小している現在で、資金が潤沢にある企業以外はハードに投資するのは非常に危険です。

また、現在国内で業績の良い企業は下記の3つの型を2つ以上持っている企業です。
1. コスト競争追求型(例:ユニクロ)
2. ダイレクトマーケティング展開型(例:ネット通販、カタログ通販)
3. 高付加価値創造型

この3つのタイプを言い換えると、
1. コスト削減、生産性向上の追求
2. 顧客との直接取引き(流通の中間を省く)
3. 提案営業、サービス・対応力の向上、ブランド化
などが考えられますが、これらは全て人材の力に左右されます。

さらに、マネジメント、組織に関しても、もちろん人材に左右されます。
だからこそ、人材採用・強化に取組んでいただきたいのです。

さて、採用するために差別化するには様々な方法が考えられますが、今確実に学生に刺さるのは「環境への取り組み、考え方」です。
特に最近の学生の傾向として「給料はそこそこで良い。その代わり、やりがい、社会貢献が高い仕事をしたい」という思いが強く、まさにそれが環境というキーワードに繋がっています。

そのため、環境事業を持つ企業、環境意識の高い企業の採用の優位性が非常に高くなっています。

ブランド、企業規模、給与、社内環境、福利厚生だけでは差別化が難しい企業ほど、エコ・ブランディングが採用の際に差別化の大きな要素となるのです。

今まで新卒採用を考えていたけど踏み出せなかった、質の良い人材をもっと集めたい、と思われる企業様は、環境を切り口とした採用方法を考えていただくことをお勧めします。

(株式会社船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループ 槻瀬 潔)

船井総研:環境ビジネス最前線

本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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