船井総研の「環境ビジネス最前線」

第65回:農業研修は企業における社員教育の基本になり得る

 現在、弊社(船井総合研究所)の環境ビジネスコンサルティンググループでは、茨城県水戸市にある鯉淵学園で農業研修を行っています。約25名のメンバーを3班に分け、全員で5月に肥料散布、トラクターでの耕運、畝たて、マルチ張り、種まきや苗植え等を行い、8月に収穫祭を行うというものです。

 農薬や化学肥料は一切使用せず、肥料は生ゴミを発酵させたものを活用しています。まさに、自然の流れに沿った循環型農業の研修なのです。

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 環境ビジネスに携わっている者として、こうした循環を肌身で感じることは大変重要なことであるとともに、自ら農産物を育て収穫し、それを食することで生きているということを学ぶことは根本的な教育の原点だと思います。

 さらに、普段、東京のコンクリートの中で生活していると、なかなかこうした環境に身を置くことはないのですが、いざ全員で研修を始めてみると、通常では感じることができないような、とても新鮮な気持ちになるとともに、いかに自分達が偏った世界で仕事をしていたのかにも気づかされます。ときには、全く異なった環境に身を置いて自分自身の環境を見つめなおすというのも重要なことです。始めた当初は、理解できないメンバーもいたようですが、今では身体で感じることができているようで、物事の価値観さえ変わってきています。

 右肩上がりの経済成長を追い続けてきた社会において、現在のような不況期だからこそ、こうした角度の全く異なる農業研修のような社員教育が必要なのではないでしょうか。全く新しい価値観を見出し、心のリフレッシュをすることも企業として重要な使命なのだと思います。

(株式会社船井総合研究所・山田浩太)

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※記事は09年07月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

船井総研:環境ビジネス最前線

本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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