第394回:事故惹起者研修

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第394回:事故惹起者研修

2017年6月 5日

 1.事故惹起者研修を仕組み化する
 事故惹起者研修については、なかなか自社で仕組み化できている企業様が少ないように感じます。事故惹起者が事故の再発を防止するために、研修制度を仕組み化していきましょう。


 2.事故惹起者の対象を決める
 事故惹起者研修の仕組み化をする前提条件としては、事故を記録し、集計していることです。事故報告書を書いて終わりではなく、入社何年目のドライバーがいつ、どこで、どんな事故を何件起こしているかをしっかりと集計することがファーストステップです。


 その次に、事故惹起研修の対象を決めます。事故惹起者の定義は、各社それぞれだと思いますが、しっかりと定義づけする必要があるでしょう。たとえば、入社1年目で車両事故を1回でも起こしてしまったドライバーは、必ず事故惹起者研修を実施するなどです。それ以外のドライバーは、年に2回以上でもよいでしょう。


 3.事故惹起者研修は丸1日かけて実施
 事故惹起者研修は、丸一日かけて徹底的にやることをおススメします。やはり、事故を起こしたことは重大であるという認識を強く持ってもらう必要があります。


 1日のプログラムは次のとおりです。
 ①午前
 ・奉仕作業・座学(社内ルールやマニュアルの再教育)・DVD学習(事故の悲惨を伝えるようなものが好ましいでしょう)・感想文
 ②午後
 ・添乗指導チェックシートを使い、添乗コースにて指導(添乗コースは自社で設計)・駐車場や自社倉庫内でバックやフォークリフトの運転指導を実施する・添乗指導のフィードバックを実施する・感想文&確認テストを実施する


 これらのことを1日かけて実施することで、初めて再発防止策になるでしょう。


 事故を起こしたら、事故報告書を書いて、そのまま...という企業は、事故惹起者の研修の仕組みを整える必要があるでしょう。


(船井総合研究所・高橋竜二)


☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net


※記事は17年5月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

※本記事はこれまでに「物流ウィークリー」本紙に掲載したものです。内容は記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
 

筆者紹介

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船井総研:地域一番物流企業のつくり方 本コーナーでは、船井総合研究所 環境ビジネスコンサルティンググループによる リレー連載を掲載します。

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